ジョセフ・マーフィーと潜在意識の力
ジョセフ・マーフィー(1898〜1981年)は、アイルランド生まれのニューソートの牧師で、引き寄せの本として史上もっとも売れた一冊のひとつ『The Power of Your Subconscious Mind』(1963年)の著者です。日本では『眠りながら成功する』の名で親しまれています。中心となる考えはシンプルです。気持ちと信じる心をこめて潜在意識に刻んだことを、潜在意識は実現しようと働く。そしてそれがいちばんかんたんにできるのは、眠る直前です。

この記事のポイント
ジョセフ・マーフィーは1898年にアイルランドで生まれ、ロサンゼルスで大きなニューソートの教会を率いました。
『眠りながら成功する』の原書は1963年に出版され、何百万部も売れています。
顕在意識が選び、潜在意識が受け入れて動く。
眠る直前に、もう叶ったこととして、気持ちをこめて願いを刻みましょう。
ジョセフ・マーフィーとは?
ジョセフ・マーフィーは、1898年、アイルランドのコーク県バリーディーホブで生まれました。若いころはカトリックの司祭になるための修行をしましたが、それをやめて、1922年にアメリカへ渡ります。そこでニューソートの運動に出会い、1946年にレリジャス・サイエンスの牧師となり、1949年にはロサンゼルスのディヴァイン・サイエンス教会の牧師になりました。その教会は、国内でも有数の大きなニューソートの集まりに育っていきます。
30冊以上の本を書き、何十年ものあいだ大勢の人の前で話しました。そのメッセージは、恐れではなく希望でした。1981年、カリフォルニアで亡くなっています。
『眠りながら成功する』が教えること
1963年に出版されたこの本は、ふたつの心が一緒に働いていると説きます。顕在意識は考え、選び、決めます。潜在意識は言い争ったり判断したりしません。刻まれたもの、特に気持ちをこめてくり返したものを受け入れて、それを実現するために昼も夜も働きます。
だから大切なのは、何を渡すかを選ぶことです。マーフィーは、穏やかに言い、もう本当のこととして感じた願いは、リラックスしてうとうとしているときにいちばんしみこみやすいと教えました。くり返した心配も、同じようにしみこみます。だからマーフィーは、一日の最後に考えることを、とても大切にしたのです。
マーフィーのよく知られた方法
この本には、潜在意識に刻むための方法がたくさんあります。よく知られたものをいくつか紹介します。眠りに落ちながら短い言葉をくり返す「眠りの方法」。もう届いたかのように何度も感謝する「ありがとうの方法」。友だちにお祝いされるような、願いが叶った短い場面を思い描く「心の映画」。そして、望むことをはっきりシンプルな前向きの言葉で言う「肯定の方法」。
どれにも共通するルールはひとつ。まずリラックスして、短くして、もう叶ったと感じることです。
今夜からできるジョセフ・マーフィーの眠りの方法
- 📝
短い言葉をひとつ選ぶ
願いを、穏やかで前向きな、今の形の短い言葉にしましょう。たとえば「私は新しい家で幸せ」。
- 🛏️
ベッドで楽な姿勢に
横になって目を閉じ、体の力を抜きます。ゆっくり何度か呼吸しましょう。
- 😴
うとうとしてくるのを待つ
眠くなっていくのにまかせます。このやわらかい、半分起きている状態こそ、マーフィーがいちばんいいと言った瞬間です。
- 🔁
言葉をゆっくりくり返す
子守歌のように心の中で何度も言って、もう叶ったと感じましょう。助けになるなら「ありがとう」を足して。
- 🌙
その言葉と一緒に眠る
言葉を、心の中で最後に残るものにしましょう。朝に結果を確かめないこと。次の夜も、ただくり返します。
眠りに落ちながら言う12の言葉
恋愛とパートナー
“私は愛されていて、それを感じている。”
“愛は私に流れこみ、私を通って流れていく。”
“私の人生にある愛に、ありがとう。”
お金と豊かさ
“私には十分すぎるほどある。”
“私の豊かさに、ありがとう。”
“いいことが楽に私にやってくる。”
仕事と生きがい
“私は何をすればいいかわかって目覚める。”
“私の仕事は楽しく、実りがある。”
“ぴったりの扉が、私のために開く。”
健康と心地よさ
“私は安らかに眠り、すっきり目覚める。”
“私は穏やかで、明日を信じている。”
“私の世界では、すべてはうまくいっている。”
眠る前の時間が大切な理由
マーフィーは、眠る直前のうとうとした状態は、忙しい顕在意識が静かになっていくので、潜在意識がいちばん開いている時間だと教えました。そのときに落ち着いた確信をもって言った言葉は、抵抗なくするりと入っていきます。同じ時間を使う方法はたくさんあります。ネヴィルの眠りに似た状態(SATS)は、眠りに落ちながら叶った場面を思い描き、枕メソッドのやり方は言葉を枕の下に置きます。
ジョセフ・マーフィーとくり返し
マーフィーは、くり返しこそが、新しい考えを信じる心に変えるものだと知っていました。毎日、穏やかに、気持ちをこめて言葉を言うと、潜在意識が流していた古いストーリーが少しずつ入れかわっていきます。ロボットアファメーションの考え方と同じです。何度も言えば、それが心の背景になるのです。
ジョセフ・マーフィー、ネヴィル・ゴダード、そしてニューソート
マーフィーは、ネヴィル・ゴダードと同じ系譜の教師です。ふたりともニューソートの伝統から生まれ、内側の状態が外の世界を形づくると教え、眠る前の時間を中心に置きました。マーフィーは潜在意識について、ネヴィルは想像と想定について語りましたが、実践はとてもよく似ています。
ジョセフ・マーフィーの考えを使うコツ
言葉は短く
眠りに落ちながらくり返すなら、長い文章より短い言葉のほうがずっと楽です。
無理せず、穏やかに
マーフィーは、力むことをいましめました。努力してではなく、静かな信頼をもって、やさしく言いましょう。
昼間の言葉にも気をつける
潜在意識は一日中聞いています。くり返しているストーリーに気づいて、望まないものは入れ替えましょう。こんな毎日の習慣をもっと知りたいなら、潜在意識を書き換える方法をどうぞ。
ありがとうと言う
もう届いたかのように感謝するのは、持っている気持ちを保つための、マーフィーのお気に入りの方法のひとつです。
本はゆっくり読む
1章読んだら、次へ進む前に数日それを実践してみましょう。
ジョセフ・マーフィー:よくある質問
ジョセフ・マーフィー(1898〜1981年)は、アイルランド生まれのニューソートの牧師で、1949年からロサンゼルスのディヴァイン・サイエンス教会を率いました。30冊以上の本を書き、いちばん有名なのは1963年に出版された『The Power of Your Subconscious Mind』(日本では『眠りながら成功する』)です。


