エイブラハム・ヒックスとは?その教えをやさしく解説
エイブラハム・ヒックスとは、エスター・ヒックスの教えを指す名前です。エスターは1980年代から、肉体を持たない教師たちの集まり「エイブラハム」として語ってきました。亡き夫ジェリーとともに、引き寄せの法則についてとても愛されている本を何冊も書いています。中心にあるメッセージはこうです。感情はあなたの道しるべ。気分がいいとき、あなたは願ったものを受け入れている。

この記事のポイント
エスター・ヒックスは、肉体を持たない教師たちの集まり「エイブラハム」として語ります。始まりは1985年です。
中心の考え方は、願う、いい気分でいる、そして受け入れる、の3つです。
感情のガイダンススケールは22段階。いちばん上が喜び、いちばん下が恐れです。
フォーカスホイールと17秒の法則は、特によく知られた実践です。
エイブラハム・ヒックスとは?
エスター・ヒックスは1948年、アメリカのユタ州で生まれました。1985年、ジェーン・ロバーツの「セス」シリーズを読んだあと、エイブラハムとして語り始めます。エイブラハムは、自分たちを「ひとつの声として語る、たくさんの声」と表現する、肉体を持たない教師たちの集まりです。エスターと夫のジェリーは1980年代の終わりにワークショップを始め、それは今も続いています。ジェリーは2011年に亡くなり、エスターがその活動を引き継いでいます。
つまり「エイブラハム・ヒックス」は、ひとりの人の名前ではありません。エスターを通して届けられる教えと、エスターとジェリーがいっしょにつくった本や講演の名前なのです。
エイブラハム・ヒックスは何を教えている?
教えは3つの考え方に支えられています。1つ目は引き寄せの法則。似たものは引き合うので、意識を向けて感じたものが大きくなります。2つ目は意図的な創造。目の前のことにただ反応するのではなく、自分の考えを自分で選びます。3つ目は許すこと(アート・オブ・アローイング)。願ったあとは、押しつけずに力を抜いて、やってくるのを許します。
エイブラハムはよく「願うのはかんたん。許すことが大切な仕事」と言います。人生は、望まないものを通して、望むものを教えてくれることがよくあります。あなたの役目は、それと波長を合わせることだけ。そのために、いい気分でいるのです。初めての方は、引き寄せの法則をやさしく解説から読んでみてください。かんたんな「願う」部分については、宇宙にお願いする方法をどうぞ。
感情のガイダンススケール(感情の22段階)
感情のガイダンススケールは、いちばんいい気分からいちばんつらい気分まで、22の感情を並べたはしごです。エイブラハム・ヒックスの本『引き寄せの法則 エイブラハムとの対話』(原題 Ask and It Is Given)では、次のように並んでいます。1 喜び・感謝・自由・愛、2 情熱、3 熱意・幸福、4 前向きな期待・信念、5 楽観、6 希望、7 満足、8 退屈、9 悲観、10 不満・いらだち、11 圧倒される気持ち、12 失望、13 疑い、14 心配、15 非難、16 落胆、17 怒り、18 復讐心、19 憎しみ・激しい怒り、20 嫉妬、21 不安・罪悪感・自分には価値がないという気持ち、22 恐れ・悲しみ・絶望・無力感。
大切なのは、いちばん下からいちばん上へ飛ぶことではありません。ひとつ上の段に手をのばすことです。絶望の中にいるときは、怒りでさえほっとできることがあり、それはちゃんとした前進です。今いる場所を見つけたら、少しだけ気分がよくなる考えを探しましょう。やさしい方法は波動を上げる方法で紹介しています。今日の自分の場所を知りたいなら、無料の波動チェックも試してみてください。
エイブラハム・ヒックスの教えの使い方:5つのステップ
- 🎯
欲しいものに気づく
何かが気になったら、そのかわりに何が欲しいかを自分に聞いてみましょう。それがあなたの願いで、もう宇宙に送られています。
- 🧭
気分を確かめる
感情はあなたの道しるべです。感情のガイダンススケールで今いる場所を見つけましょう。良い悪いは決めつけずに。
- 🪜
ひとつ上の段に手をのばす
今の考えより、少しだけ気分がよくなる考えを探しましょう。小さなほっとする気持ちも、ちゃんとした前進です。
- 🎡
ワークを使う
フォーカスホイール、17秒の集中、感謝のランページを試して、いい勢いをつくりましょう。
- 🕊️
許す
力を抜いて、信じて、確かめるのをやめましょう。いい気分でいることが「許すこと」。そして許すことが、願いを迎え入れます。
エイブラハム・ヒックスらしい言葉12選
恋愛とパートナー
“私はいつだって、うまくいく。”
“私は愛されている感覚が大好き。”
“ぴったりの人が、楽に私を見つけてくれる。”
お金と豊かさ
“私はお金が楽に流れてくるのを許している。”
“豊かでいるのが私の自然な姿。”
“もっといいことが私に向かっている。私にはそれが感じられる。”
仕事と生きがい
“私は自分の人生のタイミングを信頼している。”
“私は毎日、楽しめることをもっと見つける。”
“私は今、いるべき場所にいる。”
健康と心地よさ
“私は気分がいいし、気分よくいることを選ぶ。”
“もっといい気分を見つけるのはかんたん。”
“私はゆったりして、心がひらいている。”
フォーカスホイール
フォーカスホイールは『引き寄せの法則 エイブラハムとの対話』にあるワークで、願いが遠くに感じる日のためのものです。紙に時計のような円を描き、まん中に欲しいものを書きます。それから、まわりの12か所に、その願いについて「もう信じられて、気分がいい言葉」をひとつずつ書きます。たとえば「これを手にしている人を知っている」「私はうまくいくことが多い」。ぐるりと一周するころには、まん中の願いが近く感じられ、抱きしめやすくなっています。
17秒の法則とほかの実践
エイブラハム・ヒックスは、純粋な思いを17秒保つと勢いがつき始め、68秒集中し続けるとしっかり根づく、と教えています。これが17秒の法則のやり方で、始めるのにぴったりの方法です。ほかに人気なのが「感謝のランページ」。好きなものを次々に挙げていき、いい気分がふくらむまで続けます。そして、つらい日はさっさと早く寝ること。眠ると勢いがリセットされるといわれています。
エイブラハム・ヒックスの本、最初に読むなら?
最初の1冊としてよく選ばれるのは『引き寄せの法則 エイブラハムとの対話』です。教えをていねいに説明していて、フォーカスホイールや感情のガイダンススケールを含む22の実践ワークが入っています。『The Law of Attraction』(2006年)は、短くてやさしい入門書です。『Money and the Law of Attraction』(2008年)はお金にいい気分でいることについて、『The Vortex』(2009年)は恋愛と人間関係についての本です。1冊選んで、ゆっくり読んでみてください。
エイブラハム・ヒックスと『ザ・シークレット』
エスター・ヒックスは、引き寄せの法則を何百万人もの人に広めた2006年の映画『ザ・シークレット』の最初のバージョンに出ていました。のちの版では彼女の出演部分が外され、エスターとジェリーはその後、自分たちのシリーズを出しています。『ザ・シークレット』をきっかけにエイブラハム・ヒックスを知り、「いい気分でいること」を大切にする教えにひかれて読み続ける人はたくさんいます。『ザ・シークレット』の教えはこちら。
エイブラハム・ヒックスの教えを生かすコツ
まず気分をよくする
何かを解決しようとする前に、少しだけ気分がよくなる考えをひとつ探しましょう。いい気分から動くほうが、うまくいきます。
スケールはやさしく使う
スケールのどこにいても、まちがいではありません。目指すのは、ひとつ上の段だけです。
朝の感謝のランページ
起きてから2分間、好きなものを挙げていきましょう。その日一日の空気が決まります。
短いフォーカスホイールを用意しておく
いちばん大きな願いのフォーカスホイールを描いておき、疑いが顔を出したら読み返しましょう。
つらい日は休む
何をしても気分がよくならない日は、早めに寝ましょう。朝になると、新しいスタートを切れると感じる人がたくさんいます。
エイブラハム・ヒックス:よくある質問
エイブラハム・ヒックスは、エスター・ヒックスの教えを指す名前です。エスターは1985年から、肉体を持たない教師たちの集まり「エイブラハム」として語っています。本は夫のジェリー・ヒックス(2011年に死去)といっしょに書き、今も講演やワークショップを続けています。


